食いだおれの大阪、和の美京料理の京都、ワールド美食の神戸。関西において、奈良は少し影が薄かったように思います。
しかし、今回友人夫婦が企画したグルメトラベルで、奈良を再発見。大和の里グルメを堪能。
もちろん、東大寺、興福寺、薬師寺、唐招提寺、明日香村、古都1300年以上の歴史を肌で感じてまいりました。
まずは一軒目。明日香村のカフェです。民家を改装され、ちょっとした雑貨などお土産コーナーもある和空間。
こちらは、予約なしではランチタイムは席がとれない人気カフェ。
奈良特産の大和肉鶏と、毎朝仕入れる明日香村産の新鮮な野菜の食材にて、厳選調味料でつくられたお料理が自慢。
紅茶もお茶も奈良県のものです。お野菜中心に、身も心も癒されるやさしいメニューでした。
2軒目は、近鉄奈良駅ちかく、ならまちにある築130年の古民家を改築したレストラン。
奈良のおいしいものを多くの人に知ってもらいたい…という気持ちからオープンしたお店だそうです。
清澄の里で栽培した野菜、大和牛などの奈良県産食材を使ったこちらも地産地消のコンセプト。
坪庭の見えるお部屋でお食事しました。前菜には大和牛と大和伝統野菜の籠盛。
メインディッシュは大和牛のリブロースを陶板焼。 そして麦縄つけめん。
豆乳、練りごま、出汁などを独自配合したミルキーなつけだれで、明日香村でいただいた、
古代のチーズ「蘇」を思い出しました。 7世紀末の文武天皇の時代のチーズ「蘇」。
「蘇」は牛乳をゆっくりと特殊な方法で煮つめたチーズの仲間です。
もしも明日香に立ち寄られることございましら、一度はご賞味ください。ワインとご一緒に!
トラベル計画にあたり、下見までしてくださった、30年来の私たちにとりまして大切な友人ご夫婦に感謝申し上げます。